自殺しようとする者のこんなサインは見逃すな、自殺者には兆候があると言われているが気が付かないことが多いので十分注意すること

自殺者は減少傾向にあるというが、それでもまだ年間2万人を超えている。行政でもその防止策を構じているところだ。

もしかすると身近に自殺しそうな者がいるかも知れない。自殺をくい止めるためにもそうした自殺予備軍の出すサインを見逃さないようにしなくてはならない。

希死念慮

自殺の原因はさまざまなものがあるが、自殺者の97%は精神疾患があると言われる。しかし、精神疾患がある者が全て自殺をするわけではないので、自殺をしてしまう者の特徴として自殺をしやすい性格があると説かれている。

この自殺をしやすい性格とは何かというと希死念慮だ。概念的に、私はこの状況を「死神に魅入られた」状態と思っている。

昔、知り合いにこの希死念慮がある人がいた。しきりに死にたいと言っていた。かと言って、うつ病などではなく、元気に仕事をしている。「世の中、楽しいこともいっぱいある」と伝えても「確かにそうだが」とは言うが、だからと言って希死念慮が消えるわけではない。希死念慮とは、頭の中に湧いて出て来る理屈が通らないもののようだ。

また、「故人サイト」という本がある。お亡くなりになった方々が生前作成していたサイトを様々な視点から解説をしている。

当然、中には自殺した人のサイトも紹介しているのだが、自殺する前は、皆、それなりに元気でいた雰囲気を漂わせている。

表面上だけ元気そうにしていたということも考えられるが、私は、皆、希死念慮はあったものの、それなりに元気だったのではないかと推測している。

つまり、自殺は、うつ病が高じて希死念慮が生ずる場合と、希死念慮が単独で生ずる場合があると思っている。何れにしても希死念慮があって次に自殺願望があって自殺となることには間違いない。

こうして考えると、やはり希死念慮は「死神に魅入られた」ときに生じると概念的に思っても間違いではないようだ。

何を言いたいかということだが、死神が本当にいるということではない。外形上死にそうにない人が自殺してしまうという現実があるということだ。

私の体験

長く人間をやっていると色んなことがある。

そのひとつに、私の身近でも自殺者が出た。

職場の同僚であるが、その人は、遅れず、休まず、深夜まで働いていた。普通、自殺しそうなメンタルであれば、うつ病のような雰囲気があるだろうが、そのようなことは全くなかった。

そうであったからこそ、彼が自殺をしたときは驚いた。

一般的には、自殺しようとする人は、いつもと違う行動が見られるようになるというが、全くそのようなことはなかった。

恐らく、何らかのサインはあったのであろうが、会社でそこまで認知することは不可能に近い。

自殺者が見せる前兆

一般的な自殺の前兆といえるサインには次のようなものがあると言われている。 その人との関係性で3パターンに分けてみた。

なるほどと思うところだが、やはり職場で了知することは難しいが、家族であれば分かることもあるのではないだろうか。

職場などで容易に分かる場合であっても、そのような事柄を本人が発していなければ分かりようがないことは言うまでもない。

1 職場などで比較的容易に分かる
・急にパチンコやギャンブルにのめり込む
・真面目な人が無断欠勤したりする
・身だしなみに気をつかわなくなる
・交通事故や軽微なけがが頻繁におこる
・少しのことで不機嫌になって怒りっぽくなる

 

2 交流が頻繁にあって初めて分かる
・部屋にひきこもる、口数が極端に減る
・急に昔の思い出話を出したりする
・急に昔の級友や遠くに住む家族の消息を気にする
・周囲への関心がなくなる、新聞やテレビを見なくなる
・一人でいるのを寂しがるようになる
・大切なものを人にあげたり、整理する
・深酒が増える、逆にお酒がまずいという

 

3 ごく近しい者か本人にしか分からない
・手紙や写真の整理をしたりする
・食事がおいしくない、食欲が減る
・性生活が急になくなる
・薬をためこむ
・包丁や紐を探したり隠し持つ
・自殺する場所を下見に行く
・周囲の音に敏感になる

 

十分な観察が必要

とっさの判断で自殺する人はいないという。自殺に先立つ何日も前、或は何時間も前からその兆候や手掛かりがある。

先の自殺した同僚の奥さんは自殺前には「夫は10月頃から元気がない様子だった」と話していた。自殺したのが4月だから半年ほど悩んでいたことになる。

最も顕著で警戒を要するのが、「もうやっていけない」とか、「もうどうでもいい」とか、或は「全てお終いにする」のような絶望を表現している言葉だ。開き直って言うこともあるが、常に本気で受け止めなければならない危険性がある。

「死んでやる」と言ってる人は死なないと聞いたことがあるが、そんなことはない。死ぬと言って死ぬ人も多い。

何れにしても、周りの人に普段と違うような様子があるならば、十分な観察のもと良く話を聞くことが大切だ。


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