町内会には入らないとならないのか、脱退はできないのか

「毎月町内会費は取られるし、ごみ置き場の掃除や花植えなどの仕事、班長など町内会の役員も回ってくる。煩わしくて仕方ない。町内会に加入しないとならないのか、脱退はできないのか。」と考えたことはないでしょうか。

お気持ちは分かります。昔と違って、隣近所との付き合いは希薄になっていますし、町内会加入のメリットは見出しにくくなっています。個人情報も知られたくないですし。

でも、町内会がもしもなかったとしたらどうでしょうか。ごみ置き場は荒れ放題、道路や通路にゴミが落ちていて不衛生、子どもやお年寄りの見守りも希薄となり、防災活動にも支障が出るようになるのです。夏祭りや盆踊り、新年会などのレクリエーションもなくなります。

そう考えるとちょっと寂しくなりませんか。やはり町内会って必要だと思います。

まあ、ここでは町内会の必要性を論じているのではないので、存在する必要性がある町内会に加入しなくてはならないのかということですね。

法律的に町内会加入の義務はあるのか

法律的には町内会はあくまでも「任意団体」です。ですから、何かのサークルと全く同じです。これじゃ、資産管理もできないということで地縁に基づく団体として「認可地縁団体」という位置づけを取得可能となったのですが、それでも任意団体に変わりありません。

なので、任意団体ですから、当然加入も任意です。

このように法的には加入は義務付けられていない町内会ですが、だからと言って加入しないことが良いかどうかということですね。

加入したくない人はどうすれば良いか

実際には、町内会加入率は100%近い地域から30%を切る地域、町内会の活動が活発にある地域からほとんどない地域まで千差万別です。町内会が殆ど機能していない地域もあります。

もしも、町内会に加入したくないなら、自分の町内会がどのような町内会か良くリサーチしてからにした方が良いようです。町内会が殆ど機能していないところであれば別に加入しなくても何ら問題はないでしょうから。

極端な例を除いて、普通の町内会とします。何が普通なのかはさておきますが、あくまでも普通の町内会があるところに住んでいるとすると町内会に加入しないとどうなるでしょうか。

近所付き合いがない、アパート住まいの単身者であれば殆ど影響がないと思います。近所付き合いがあったとしても互いに町内会に加入していないコミュニティならこちらも問題ないでしょう。いざとなれば隣町に引っ越すこともできます。ですから、持ち家率が低く、単身者が多い地域では町内会加入率が低いのです。

一軒家であればどうかとなれば、簡単に引っ越すわけには行きませんし、長年住んでいれば隣近所の付き合いも出てきます。もしも町内会に加入しないとなると「変わった人」と思われることは必至です。そう思われても構わないなら加入しないで良いでしょう。

行政と町内会の関係はどうなっているのか

街の美化、防犯等、町内会活動は行政活動と切っては切り離せないものです。そもそも、行政は何のためにあるかといえば住民のためであるのですから、住民の生活のために存在する町内会も目的は同じです。

事実、行政からは補助金が町内会に出ていますので、行政が全く関与しないということはありません。

行政としては住民に町内会に加入してもらいたいと思っているのです。そのための支援活動をしている市町村もあります。

それならば、任意団体という中途半端な位置づけではなく、国が地域住民に対して町内会加入を義務付けたら良いようですがそうはなりません。その理由としては
①住民自治の考えのもと自分たちでできることは自分たちでやってもらう必要性があること。
②国が関与すると経費が多大にかかること。
③昔の隣組の復活が懸念されること(私見)

があります。

特に、近年は自分たちのことは自分たちで行うように「地域共生計画」が策定されています。まあ、どこからどこまで行政責任かという部分については、安上がり行政のために行政責任の範囲を狭めようとしていることは一目瞭然です。この流れから行くと地域の重要性が今後とも増えるので、なかなか町内会に加入しないということはできにくくなりそうです。

テレビがあれば強制的にNHKと契約することとなっていることとは事情が違うようです。

ゴミを出させない問題

町内会に加入しないとゴミを出させないという町内会もあります。そうした町内会があると加入しないことにはゴミが出せないので困ってしまいます。このように町内会がゴミ出しを拒否することはできるのでしょうか。

これは、町内会が管理しているゴミ置き場なので、その場所を使わせないということですが、使用する場所が具体的に町内会の持ち物など、町内会の管理下にあるなら町内会側の言い分も分かるような気がします。

この場合は、ずばり、清掃事務所に相談することです。なぜなら、行政はゴミの収集を行う責務を有するからです。清掃事務所からは、何らかの助言を得ることができると思います。

行政サービスの手段を封じるというのは禁じ手のような気がしますし、使わせないと言っても、常時見張っている訳ではないので、出した者勝ちなのかも知れません。

まとめ

町内会活動が希薄な地域であれば円滑に非加入を継続できると思いますが、それ以外は、入っておいた方が無難と思います。ありきたりな結論で「すまん」。

 


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