セミリタイアの勧め、人生はやりたいことをやるのが正しいのではないか

私は、まじめに定年まで勤め上げる予定ですが、人生を振り返ると、果たしてこれで良かったのかと思うときがあります。

というのも、誰もがそうだと思うのですが、仕事は全く面白くありませんでした。そうした仕事を我慢に我慢を重ねて40年近くやってきたのです。

仕事をしていてとても楽しい、という人もいるかも知れません。仕事が趣味の人です。そう思える人は本当に幸せな人だと思います。でも、殆んどの人はそうではないと思います。少なくとも私はそうではありませんでした。

企業で歯車のひとつとなって書類を右から左に動かす仕事、朝から晩まで同じことの繰り返しの仕事、世の中の仕事は見ていても楽しそうと思えるものは殆どありません。

そうした仕事を厭々お金のために何十年もすることが果たして正しいことなのでしょうか。

もちろん、私は、こうした考えを以前から持っていた訳ではありません。一度勤めたところは定年まできちんと勤めること、それが社会人の責務であり、日本社会の普通の形とずっと思ってきました。今でもその考えはある意味正しいと思っています。しかし、長い会社生活を送ってくると色んなものを見てきます。その一番は過労死や仕事のプレッシャーから自殺をしてしまった人がいたということです。そうした経験をすると、我慢して働くことが人生にどのような意味があるかとつくづく思ってしまいます。

しかし、そう思って、アーリーリタイアと言えば聞こえが良いですが、仕事を辞めてしまった人たちがどうなるかと言えば、ドロップアウト組となり、経済的に大変な状況に陥ってしまいます。

今でこそ、ブロガーとかユーチューバ―、インスタグラムとかで収入を得て生活するような人達もいますが、だからと言って、退職してから自分がやってみて、上手く行くかというと現実はそんなに甘いものではないでしょう。

結局のところ、残るも地獄、去るも地獄で、同じ地獄なら、どっちが良いかの選択にしかならなくて、結果的に会社に残るという選択をしている人達が殆どと思います。少なくとも私はそうでした。

仕事をしなければ生きていくことはできないのです。

人生一度しかありません。生産年齢のときはこうした嫌な仕事をしていたのだから、定年後に楽しみを見つけようという趣旨が本ブログのテーマではあります。

しかし、若い人達はわざわざ定年まで待つ必要があるのかどうか、待たないで、上手くリタイアできないかというのが今日のテーマになります。

今日のテーマは前提としているのは30歳程度の若い男性です

リタイアした後は手持ちのお金で生活をすることになるため、先ずは貯金をしなくてはなりません。兎も角お金を貯めなくてはリタイアできないということです。それではいくら貯めなくてはならないかとなると、理想は年金受給まで生活できるだけのお金となりますが、最低限度はいくら必要かということです。

これは、人生設計にも絡んでくることですし、独身かどうか、子供がいるかどうかでも違って来ます。

例えば、配偶者や子供がいる場合はリタイアできるかどうかは配偶者がどういった人かによって違ってきます。男でも女でも玉の輿に乗ってしまえばそれだけでリタイアが可能ですので、

仮定の話をしてもどうしようもないので、もう少し、具体的に考えて行くこととします。

若い男性で大企業に勤めているが仕事をしたくない、という人を前提に考えたいと思います。

なぜ、大企業に勤めているという前提を作ったかというと、申し訳ないですが、中小企業に勤めている場合は、仕事をしたくないと考えた時点で目先を変えて(転職して)モチベーションを維持していることが多いからです。

年齢を30歳程度としたのは、流石に就職したての頃はこうした考えは持たないと思いますので、会社内や将来が見え始めた30歳頃を想定しました。

親がいた場合は徹底的に活用を

お金を貯めるために実家暮らしをしようということです。口うるさいから嫌だと思うかも知れませんが、それは子供の頃の話であって大人となったら対等な立場です。普通の暮らしをしていればそうそう文句を言われる筋合いのものではありません。

親に寄生するのではなく、食費程度は払うという前提にはなりますが、まず、家賃、光熱水費、インターネット、新聞代がかからなくなります。

その結果、収入の殆どを貯蓄や小遣いに回すことができるようになり、貯蓄効率はとっても高いものとなります。

私の場合は親はアパート暮らしのうえ、相当程度の生活費を要求されていたので全然助けにはならなかったのですが、普通の家庭であれば支出が大幅に減ることに間違いはありません。

親に取っても子供と生活することは心強いものです。

いくら貯めれば良いか

現在、30歳、年金は今の社会情勢から考えて70歳からしかもらえないとします。

完全リタイアをするのであれば相当程度貯めなくてはなりません。

この先単身で生活するとなると、生活費は月15万円で年間180万円、年金受給の70歳までの生活費が必要と考えると40年間分ですから、7200万円となります。

さすがに30歳でこれだけの貯えがある人はいないと思います。宝くじにでも当たらない限り無理でしょう。

なので、生活費は親元にいるということにして、親が生きている間(母親は現在55歳と仮定、一旦は30年間)は生活費は年間100万円、以降の10年間を180万円とすると4800万円となります。

これでも、多いので、もう少し働くことを前提に考えて行きます。例えばあと10年間働きリタイア年齢を40歳とすると、母親が生きているのは20年間で、合計3800万円があれば良いことになります。

どうでしょうか。現実的な数字となって来たのではないでしょうか。

でも、30歳で1から貯金をするとなると、10年間で貯めるとすると年間380万円の貯金となり、結構大変です。

もう少し、発想を変えて、完全リタイアではなくて、セミリタイアをしたらどうなるでしょうか。

働かないのではなくて、暇つぶし程度には働くこととして、月に5万円ぐらいの収入があるとすると、30年間×60万円(5万円×12か月)で1800万円になります。

3800万円から差し引くと2000万円となります。30歳、独身、親元生活では年間200万円の貯金は可能ではないでしょうか。

また、この計算には退職金は含まれていませんが、退職金を入れるともっと優雅な生活ができるようになると思います。

独身という前提の計算ですが、配偶者がいる場合は実はこれよりも貯蓄額が低くて良くなることが多いです。

なぜなら、配偶者の収入も予定に入れることができるからです。家族が増えても家賃や光熱水費はそれほど増えないので、一人当たりの支出は減るうえに収入が増えるからです。

10年間、今の仕事を頑張って2000万円を貯めてセミリタイアをする、なかなか良い考えではないでしょうか。

これから10年ありますので、この間に色々と考えが変わるかも知れません。まずは、10年間頑張ってです。

もう少し余裕がある生活をしたい場合は

リタイア年齢を何も40歳に固定する必要はありません。定年に近くなればなるほど、安定した貯蓄ができますので、自身の生活設計に合わせて適時リタイアするのが良いと思います。

それでも定年前にリタイアをしてしまうと、経済的にはやはりマイナスになります。この辺のバランスをどう考えて行くかということになります。自由を取るか、お金を取るかです。

仕事を辞める目的は何かをはっきりさせること

こうして円滑にセミリタイアができたとしても、人生は死ぬまで続きます。仕事を辞めてから死ぬまでに何をするかです。仕事を辞めることは手段であって目的ではありません。嫌なことから解放される、働く苦痛をなくすということでしかありません。

仕事を辞めて、今と違ったやりがいがある仕事を見つけるということもあるでしょうが、同じようなサラリーマンであれば大同小異です。単なる転職にしかなりません。隣の芝生が青く見えているだけです。結局、目先が変わっただけで中身は同じです。

私は仕事を辞める目的は、楽しむためにある、苦痛の時間を幸せな時間に変えることにあると思っています。

だから、仕事を辞めて何か打ち込むことができるものを作っておかなくてはならないと思っています。

それが何かは人それぞれと思います。事業をするのも良し、海外で生活するのも良し、趣味に徹するのも良しです。

「仕事を辞めた、何とか生活できた、でも暇でしょうがない、こんなことなら働いていた方が良かった」ということにだけにはなりたくありません。


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